
5月25日、千葉市青葉の森公園にて、宗教法人正信会法華講全国大会が開催され、当山からも私を含め11名が参加いたしました。
全国大会の会場がある青葉の森公園は、マラソン大会が開催されるなど、運動行事に力を入れているようで、小雨の降る大会当日でも公園内をジョギングしている人が見えました。私もずいぶん早く着いたので、大会前に少し散歩しようと思って歩き出したのですが、予想以上の広さに汗をかいてしまいました。
大会会場では、パネルが展示されていました。千葉県といえば、大聖人御生誕の地であり、初等教育を受けて出家得度し、立宗宣言された清澄寺もありますので、大聖人と縁深い土地であり、御聖跡も多数残っております。それらを丁寧にパネルで説明されておりまして、非常に読み応えがあり、翌日に聖跡見学を控えていた私たちも興味深く拝見いたしました。
大会が始まり、第一部では、プレゼンテーションとして「千葉県内の聖跡紹介」が行われました。山口県蓮興院執事の吉田真道師によるプレゼンテーションで、非常にわかりやすく説明がなされており、私も非常に勉強になりました。
第二部では、「御生誕の地で報恩の読経唱題」として記念法要が行われました。参加者による唱題によって僧侶が入場し、1度唱題を止めて出仕太鼓によって厳かに導師が入場し法要が始まりました。記念法要では自我偈の訓読がなされ、行道散華を行いました。
記念法要後は、第三部がスタート。第三部は、代表役員祝辞、信徒所感発表、記念講演、議長挨拶がありました。第三部の詳細は妙風新聞や後日販売されるDVD、BRをご覧下ください。
全国大会は15時で終了し、私たち一行は宿を目指して清澄寺から10㎞ほどの七里川温泉へ向かいました。七里川温泉は、対向車とすれ違うことの出来ないほど細い山道を進んで、秘境とも呼べるような山奥にありました。自然豊かな景観で、宿入り口にはつばめの巣があり、露天風呂にはカエルがいて、宿のすぐ近くには野生の猿が現れるなど、めずらしい経験をさせていただきました。きっと大聖人も幼少の頃にこの自然豊かな清澄山で過ごされていたんだなと思いを馳せながら宿泊いたしました。

翌26日は、清澄寺、誕生寺を見学し、最後に正信会寺院の慈照院に参詣させていただきました。
清澄寺では、千年杉と呼ばれる樹高約47m、幹回り約14mの大きな杉の木が有名で、実際に見ますとその大きさに圧倒されます。その千年杉の奥には、大聖人が建長5年4月28日に初めて南無妙法蓮華経と唱えられたと伝えられる旭が森があります。我々も旭が森を眼前に題目三唱をしてきました。770年ほど前に大聖人が同じ地でお題目を唱えられたのだと思いますと、感激もひとしおでした。
清澄寺の次に訪れた誕生寺は、大聖人がお生まれになった地に立てられたといわれるお寺です。誕生寺のある小湊は、大聖人が生まれた時の三奇瑞が色濃く伝わっておりました。三奇瑞とは誕生水(庭の片隅から清水が湧き出した)、蓮華ヶ渕(時ならぬ時節に青蓮華が咲いた)、妙の浦(鯛が群れをなして祝わった)の3つです。
私たちも誕生寺から海沿いに向かって歩き、蓮華が淵や妙の浦と呼ばれるところを見てきました。私は大聖人が、安房の檀越からの海苔の供養に対して「かたうみ・いちかは・こみなとの磯のほとりにて昔見しあまのりなり」と故郷に思いを馳せた御文が頭をよぎりました。実際に、蓮華が淵や妙の浦付近を歩いていますと、海苔が取れる浅瀬で漁師さんが作業をしておりまして、御文と同じような風景を目の当たりにして、確かに大聖人はこの地で生まれたのだなと実感いたしました。
清澄寺・誕生寺を後にして、次は慈照院へ向かいました。慈照院は、保田妙本寺とも縁が深く、参詣出来たことは我々の何よりの信仰の糧となりました。
慈照院参詣を終えて、今回の行程は終了。毎日勾配のある中を一万歩以上歩きましたので疲れはありましたが、大聖人ゆかりの地を皆様と研修することが出来て、とても楽しく有意義な時間を過ごすことが出来ました。